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フランネルシャツが短縮されて出来た造語であるネルシャツ。皆さんも1着は持っているかもしれません。もともとフランネルとは、軽くて柔らかい毛織物のことをいい、このフランネルは縦横1本ずつ交差させる平織や、2本おきに交差させる綾織でできているのが特徴です。
フランネルは、たんに「ネル」とだけ呼ばれる場合も多いです。生地の表面が起毛されているので暖かく、とくに冬用のシャツやパジャマに重宝されますが、秋~春にかけてなにかと活躍するネルシャツは便利なアイテムです。コットン素材の場合「コットン・フランネル」「綿ネル」と呼ばれます。ネルシャツといえばチェック柄がすぐ浮かびますがほかにも無地、縞模様、霜降、花柄など、いろいろなプリント布地のシャツが人気です。
1940年代ネルシャツはアメリカのワークウエアメーカーにより作られていましたが、1970年代には世界中でファッションアイテムとして人気が定着しました。アメカジといえばジーンズですが、柄の豊富なネルシャツはアメカジファッションには切っても切り離せない超定番アイテムです。しかしネルシャツはアメカジファッションにとどまらず、おしゃれなコーディネイトをわざと崩してみせるポイントにも使われたり、年代性別を問わず着こなしが楽しめる、融通性の高さも人気を支えています。
ネルシャツは、過酷な作業に耐える強さと仕事の際の防寒というワークウエアの目的から、柄の明るさやふわりとした生地の肌触りとは対象的に、仕上がりは重厚になっています。襟は大き目、縫製は破れないようにしっかり丈夫に縫われ、ボタンも大きく厚いものが使われていることが多いです。また丈夫であたたかみがあるので下着類、パジャマ地、ベビー服、キッズ用といった幅広い商品が作られ、いたるところで使用されています。ウールの着物にもこのネル地がよく使われていて、レトロな雰囲気が愛されています。